【ドイツ留学】質問に答えます。Q:ホームステイ先の家族がイタリア系で訛りがあります。これって仕方がないのでしょうか?
Q:ドイツに来てホームステイ先に入ったらイタリア系だったりインド系でした。せっかくドイツに来たのにホームステイ先の家族は訛りのあるドイツ語です。これって仕方がないのでしょうか。
A:日本という島国から初めて海外に来ると、イメージとしてドイツ人はドイツ人、フランス人はフランス人、イタリア人はイタリア人と、明確に分かれていると思う人もいたりするのは、自然なことなのかもしれません。
しかし、ここは地続きのヨーロッパのど真ん中の国、ドイツ。
長年かけてヨーロッパの人たちは国を跨いで行き来をしてきており、当然移民もたくさんいます。すでに2世、3世たちの国籍はドイツだったりもします。
実際にドイツ国内の外国人比率は11%、そこに元移民系のドイツ人の12%を合わせると、実質的な移民・外国人比率は全体の23%にも及びます。
そのくらい民族や国籍が多様な人がドイツでは生活をしています。
トルコ人だと思っている人の国籍がドイツ人ということももちろんあります。
このような中で当然起きてくるのがそれぞれの人種の訛り、あるいはドイツ人でも方言があるなどの環境におかれること。
日本人の中にはきれいなドイツ語を、いつも耳で聞いて学ばなければならないのではないかと思う人もいると思いますが、それは一旦学校や自分で学ぶときに聞くドイツ語が標準語であれば十分です。
実は、実践力としては、多様なドイツ語に慣れておくことが大事なのです。
何故ならば、ドイツにいる約4分の1弱の人たちは母国語が違っていたりするうえに、ドイツ人でも方言が強い人も少なくないことを考えると、彼らが話すドイツ語に慣れておく必要があるからです。
それが実生活で求められることだったりします。
日本人にとってはなかなか頭で考えても想像しづらいことかもしれませんが、多国籍の移民が多いドイツではそのような実情があります。
実際に、そういった人たちがドイツ語という共通言語を通じてわかり合い、生活をしています。
逆を返せば、日本人のドイツ語はやっぱりほかの外国人と同様、特徴、つまり「訛り」があります。
そのドイツ語を、皆さん一生懸命聞いて理解してくれるわけです。
将来、仕事で外国語訛りの上司が自分につくことももちろんありますし、日常生活では多様なドイツ語を聞き、理解する力が必要になります。
ですので、ホームステイ先の家庭が純粋なドイツ系の家庭でない場合は、外国人が話すドイツ語に慣れるとても良い機会になります。
自分だって訛りのあるドイツ語を話すことになるのですから、お互い少しずつ特徴のあるドイツ語を話し合いながらも理解し合うという意識は、とても大切になります。
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