ドイツで手工業会議所の方からマイスター制度について集中講義を受けました。
ドイツで手工業会議所の方からマイスター制度について4時間の講義を受けました。
ドイツでは、小学校5年生から大学に進む予定の進学コースと、特定の分野のスペシャリストになるためのスペシャリストコースに分かれます。
スペシャリストコースの素晴らしい点は、①職業を選ぶことが出来ること、②選んだ職業のスペシャリストになる仕組みが出来ていることです。
スペシャリストの最高峰が『マイスター』です。
マイスターは経営学や法律、部下を育成するための教育学も学びます。
地域や企業などの社会的評価も高い点が特徴です。
マイスターになるための4本柱は、技術力、時代に応じた商品開発力、経営学、教育学です。
このようにしっかりした学びの土台をもとに実力を伴った技術者であり、経営者、そして後世を育成していく教育者としてのマイスターの底力に支えられて、現在のドイツの経済の豊かさが実現できていると実感した4時間でした。