《ドイツとどこで差がついた?ー日経新聞 2015年1月12日》
《ドイツとどこで差がついた?ー日経新聞 2015年1月12日》
『25年前の東西統一後、ドイツは経済的に立ち遅れた旧東独を抱えて苦労してきたが、1人あたり国内総生産(GDP)は今や日本より2割多く、財政収支は黒字である。−この国から学ぶべきことは少なくない』と主張するのは日本経済新聞社コラムニストの平田育夫氏。
先日、日独協会で行われた勉強会で、外務省きってのドイツ通で元駐オーストリア大使の黒川剛元大使にお話を伺いました。
『25年前のドイツの統一時の状況、そこから今にいたるまでのドイツの歩みは正に隣国や国内における度重なる調整や交渉があった。』
ドイツは9か国の隣国と接し、歴史的にも他国との調整、交渉、協力は欠かせなかったと思われます。
そこから伺えることは、ドイツがいかに意見や考えを異にする相手と問題を正面から解決してきたかということです。
これは隣国に限らず国内の考えを異にする人々を束ねていく力。
勤勉で技術力があると評価される点では、日本とドイツは共通に評価されることが多いです。
共通点はあるものの、さらに日本がドイツから学べることがありそうです。
常日頃からドイツの職業のスペシャリストを育むデュアルシステムの制度から学ぶことは多いですが、これからはより多角的な視点からドイツを学んでみたいと思います。