ドイツのノートラインヴェストファーレン州で整形靴のゲゼレ・マイスターを目指し研修を受けている籔内さんの活動報告をご紹介
ドイツのノートラインヴェストファーレン州で整形靴のゲゼレ・マイスターを目指し研修を受けている籔内さんの活動報告をご紹介☆
大学を卒業し、すぐに整形靴のプロを目指してプログラムに参加し、今年の9月から研修に入っている籔内さん。
一流大学では経済を勉強しながら、大学時代から革製品の製作を手がけてきた籔内さんは、手工業会議所の担当の方からも「マイスターを目指すなら大学で経済を勉強したことも非常に役に立つ上に、同時に革製品の制作物も丁寧な仕上がり」、と高い評価を得ていました。
実際に工房に入ると、その飲み込みの良さと器用さで、マイスターからは非常に高い評価✨
工房にはドイツ人の同期が二人いますが、マイスターの籔内さんへの評価は高いです。
実際に、職業体験の時から彼の制作したものを見せてもらってきましたが、とても丁寧な仕上がりで、マイスターは満足そうに語ってくれました。工房は常に活気があり、マイスターも決して生易しい感じではありませんが、しっかりと食らいついて頑張っている様子でした。
今日は、籔内さんからの活動報告をそのままご紹介します!
来年以降の参加者の方々や検討中の方々、是非参考にしてみてください✨
ドイツにきて良かった点
環境がガラリと変わって、今まで誤魔化してきた部分や、知らなかったダメな部分にたくさん気付かされました。
落ち込むことも多いですが、日本にいては気づけなかったと思うことばかりなので、良かった点として捉えて向き合っていきたいと思います。
苦労した点
もちろん言語は来た当初から現在まで苦労していますが、これには本当に苦労した、というような点は今のところ特にありません。
文化や働き方の違いなどは一長一短なので、戸惑うこともありますが、苦労よりも新鮮さが勝っており楽しく過ごせています。
ホームステイについて良かった点
ホストファミリーはとても親切で、困った時にも相談しやすく、ドイツでの生活を始めるのにぴったりでした。また、自分以外にもいろんな国からの留学生が入れ替わりで出入りしていたので、彼らとの拙いドイツ語での会話も良かったです。
苦労した点
特にありません。
自分が変わったと思う点
考え方など変わった点もあるかもしれませんが、自信を持って、自分はこう変われたんだ、という点は今のところありません。強いてあげるならば、自分と他人の違うところが日本にいた頃と比べて気にならなくなりました。
ドイツ語力の変化について
来た当初から比べるともちろん良くはなっていますが、まだまだ会話は上手くいきません。仕事に関する内容は手仕事なので、ジェスチャーなども交えれば質問することはできますが、同僚同士の会話などに入ることは難しいです。
今受けている研修内容について
ドイツに来てから初めて整形靴の仕事を学び始めたのですが、始めからたくさん経験させてもらえていると感じています。同期のドイツ人のAzubiと比較して、これをやらせてもらえていないということも特にないですし、同じように働かせてもらえていて毎日楽しいです。
研修先に入っての感想とこれからの目標
会話に苦労しますが、仕事は楽しく、同僚や上司も気にかけてくれていて、質問すればなんでも答えてくれます。
また、自分の研修先だけではないと思うのですが、労働者の権利がすごく守られていて、休憩せずに働いて怒られたことなど新鮮でした。これからの目標は、普通は研修生がやらない仕事の部分まで担えるように積極的に仕事を取っていきたいです。
ダヴィンチのサポートについて安心した点
ドイツの文化を良く知っておられるので、引っ越しの際に大家さんとの間に入ってもらったり、たくさん助けられています。
困った時に気軽に連絡することができるような関係を築いてくださっているので、とても心強いです。
以上が籔内さんからの報告です✨
自分でなんとかしようと思考力を活かして行動する様子がいつも伺え、様々な経験を自分の実力に変えていく姿が感じられます。
また、整形靴をつくることへの好奇心や興味の強さが、様々な課題を乗り越えていく原動力になっているように感じることが多いです。
そんな籔内さんの研修生活を、これからも心から応援していきたいと思います!
皆さんも応援よろしくお願いいたします✨