【ドイツ留学】質問に答えます。Q:国家資格ゲゼレ取得のために就職した研修先の労働環境について
Q:ドイツの国家資格ゲゼレ取得をする場合デュアルシステムのため就職が必要とのことですが、実際に就職した時の労働環境について教えてください。
A:ドイツの労働環境は法律上のルールが厳しく、実際の運用も厳しいことから、世界的にも群を抜いて労働環境が優れている国と言えます。
これは、国家資格ゲゼレを取得する際に就職する研修生にとっても例外ではありません。
年間最低でも24日の有給休暇のほか、病気をした際に取得できる特別休暇(有給休暇とは別に年間最長6週間まで取得可能)も確保されています。
そして、なんといってもすごいのが、有給休暇の消化率。
毎年付与される有給休暇を、ドイツではほぼ消化します。
そして消化しきれない分の有給休暇については、原則として累積で残していくことができます。
労働時間としては1日の労働時間は10時間までと許されていますが、6ヶ月間の平均労働時間は1日8時間以内にしなくてはなりません。
サービス残業という概念はなく、残業をした場合には基本的に貯蓄ができ、有給休暇に加算されていく仕組みがあります。
もちろん、職場によって、また職種によって労働時間の時間帯が多様であったりということはありますが、どの職種においてもルール違反は認められていません。
実際に、経営者でも休暇をたっぷり取るのが慣習となっています。
もちろん例外もあり、スタートアップの会社の経営者や、会社を大きく成長させようとしている経営者などは、稀に過労体質になっている方を見ますが、かなり例外的場面といえます。
従業員に対するマネジメントの義務は事業所監督局という役所が厳しく監督し、機能していると言えます。
職場により多少の管理体制の違いがあるのは、現実社会の実態です。
それでも、日本からドイツに来てその労働環境を体験すると、その環境の良さにまず全員が驚きます。
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